子供の夜泣きは、多かれ少なかれママであれば経験する事かもしれません。
慣れない子育てに休む暇なく24時間フル稼働のママ。
夜の睡眠時間だってまともに取る事は出来ません。
新生児期には、3時間置きの授乳が待っています。
細切れの睡眠時間はママの体力を容赦なく奪って行くのです。
子育てにも慣れてきた生後半年頃。
夜も少しはまとまった時間寝るようになります。
しかし、安心したのもつかの間。
原因不明の夜泣きが始まります。
何をしても泣き止まない夜泣きにママもうお手上げです。
そんな中、パパである旦那さんは何をしていますか?
子供が夜泣きをしている時の対応で今後の夫婦関係が変わってくると言っても過言ではありません。
子供の夜泣きと旦那の対応。
今回は、そんなお話。
子供が夜泣きをしていても起きない理由
子供が夜泣きをしている中、我関せずと隣でグーグー寝ていたらそれこそ殺意を覚える夜もあるでしょう。
しかし、それには理由があったのです。
そもそも母親と父親では、脳から違います。
母親は、子供が泣いていると不安を感じすぐに子供の元に駆け付けようとする脳の回路が脳内に形成されています。
だから子供が夜、少し愚図るだけでも目を覚ましすぐに対応する事が出来ます。
ママは寝る時にも、子供に細心の注意を払い子供が寝返りをしたり、ほんの少し唸り声をあげるだけで「ハッ!!」と目を覚ましますよね。
5歳の娘がいる私もそうですが、未だに娘が夜中に咳をしたり、寝言を言うだけで目が覚めます。
しかし父親は違います。
その脳内の回路自体が備わっていないのです。
子供の夜泣きに起きないという事は、ある意味仕方のない事なのかもしれません。
だからと言って寝不足で極限状態のママは
「そっか!脳の違いなら仕方ないよね!」
とポジティブに諦めのつく人なんていません。
「おいおいお前も親だろ」
と言いたくなりますよね。
大丈夫。
父親だって子育てに積極的に参加し、子供との時間を長く持ち、関わる時間を持つ事で子供に愛着を感じる部分が活性化すると言われています。
仕事をしている以上限られた時間になりますが、子供との時間を持つ事で父性は養われていくのです。
父性が備わっていけば子供の夜泣きにもすぐさま反応出来るようなパパになれるかもしれませんね。
子供が夜泣きをしている時の旦那のパターン
子供が夜泣きをしている時の旦那さんのパターンは大きくわけて3つ。
- 夜泣きなんて関係なしに爆睡
- 夜泣きで起きてイライラする
- 夜泣きに気付き手伝う
中でも多いのは「夜泣きなんて関係なしに爆睡」です。
「こんなに大きな声で泣いてるのになんで寝てられるの!?」と不思議に思うくらい起きない人。
手伝いたくなくて寝ているわけではありません。
夜泣きの声がうるさくてイライラしてふて寝しているわけでもありません。
本当にただ爆睡しているのです。
ママからすれば信じられない光景かもしれませんが、よくあるそうです。
先にも話したように脳内からして違うのです。
少しずつ「父親」になれるようにママ自身協力してあげましょう。
次に「夜泣きに気付き手伝う」旦那さん。
申し分ありません。
そんな旦那さんにいう事は何もありません。
父親としての自覚があるだけでなく、寝不足のママを気遣う事の出来る素敵な旦那様。
どうかそのままでいて下さいね。
最後に「夜泣きで起きてイライラする」・・・。
問答無用であり得ません。
自分の子供が泣いていて、その子を寝不足の中必死になってあやしているママを見てどうしてイライラする事が出来るのでしょうか。
翌日、仕事なのもわかります。
毎日、仕事で疲れている事もわかります。
しかし、同じようにママだって疲れているのです。
無償で2人の子供を身を粉にして育てているのです。
毎日、必死に仕事をしていてほんの少しボーナスが減った事にイライラされたらどう思いますか?
「どうにかしろよ」
「こっちは毎日子育てで大変な思いしてるのに」
そんな事言われたらイヤになりますよね。
子供の夜泣きは、成長過程の一つです。
それを理解してもらうようにしましょうね。
夜泣きで旦那がイライラしていたらどうする!?
連日の夜泣き。
夜中に泣き出すと、「またか・・・」と重い体を起こして必死に子供をあやしているママは大勢います。
しかし、そんなママの苦労をよそに旦那が子供の夜泣きにイライラしていたらどうしていますか?
いろんな対応があると思います。
- イライラしている旦那にイライラする
- 「明日も仕事なのに」と申し訳ない気持ちになる
- 無視する
だけど、子供の夜泣きにイライラしている旦那をそのままにしておくと、もちろんずっとそのまま。
「自分の子供」という意識がないからこそ、子供の夜泣きにイライラしているのです。
それではいつまで経っても子供への愛着や父性は育ちません。
子供の夜泣きに旦那がイライラしている時への対応はこれ。
ママがイライラしている時には話さない
子供の夜泣きにイライラしている旦那を見ると、ママもイライラしてきます。
もちろんこれは当たり前の事。
しかし、その感情をそのまま旦那にぶつけてしまうと、夜泣きをしている中喧嘩をする事になってしまいます。
それでは、子供の夜泣きはひどくなる一方です。
まずは子供への対応に集中しましょう。
そして次の日などの自分の気持ちが落ち着いて言いたい事をきちんと頭の中でまとめてから冷静に話をするようにして下さい。
旦那さんももしかしたら眠くて自分がどんな態度を取っていたのかわかっていないかもしれません。
自分の気持ちを伝えて「子供が夜泣きをしている時にイライラするのはやめて欲しい」と思っている事を理解してもらいましょう。
同じ部屋で寝ない
もう寝る部屋を別にしてしまいましょう。
「一人で優雅に寝やがって」と思うかもしれませんが、ママの精神衛生上離れるというの
は大事な事です。
ある意味旦那に見切りをつけるのと同じ行為。
もし、世の旦那さんがこれを見ているのであれば寝室を別にされたら危機感を持つようにしましょうね。
自分の行動を顧みて今一度、家族への自分のあり方を考えてください。
子供を育てるというのは並大抵の事ではありません。
ママは24時間365日のハードワーカーにならなくてはならないのです。
実際にそんな働き方している人はいないですよね。
どんな仕事にも休憩時間があれば、終業時間があり、休日もあります。
しかし、ママ業に休憩、終業、休日はありません。
時は誰かに労って貰いたいし、たまにはゆっくり何も気にせずに眠る時間も必要です。
子供の夜泣きもたまには旦那にバトンタッチしましょう。
「あなたの子よ」
と渡してもいいかもしれません(笑)
「子供の夜泣きは夫婦の絆が試される時」
子供自身、夜泣きで親の対応を見ているのかもしれません。
うちの子供も夜泣きはそれはそれはひどいものでした。
年数にして約2年。
寒い日も暑い日も泣く娘を抱いて夜の道を散歩したものです(笑)
警察に声をかけられる事もありました。
お砂場セットを持って日も登らぬうちから公園に行った事もありました。
泣く娘を抱き、一緒に泣いた事もありました。
5歳になった今、もちろん夜中に泣く事はありませんが、当時の事は覚えているようです。
それも一つの思い出となっているようで今になってはよかったと思っています。
子供の夜泣きを夫婦2人でこれも成長と見守れるようになるといいですね。